【お客様のご紹介】
クライアント台数 86台(2016年9月~システム稼働中)
(Q&A)弊社からのご質問とお客様からいただきましたご回答
鈴木院長)
この地域にお住いの方々のお役に立てればとの思いで、開設以来、特に葛飾区、一部足立区を含み、ずっとこの地域・堀切に根ざしてやってきました。
特に近隣の病院様との違いは、以前から在宅をやらせて頂いており、訪問診療に携わって参りましたところです。
患者様に来て頂くだけではなく、こちらから地域、在宅の方々の下へお伺いするという事に力を入れています。
診療エリアとしましては、半径約2キロメートル以内です。
内科がメインであるものの、この地域は高齢者も多く整形外科のニーズも高いため、整形外科外来については東京大学と連携し、週4単位の診療を行っています。
鈴木院長)
物忘れ外来は、私が6年ほど前から開始いたしました。病院経営戦略上で開始した訳ではありませんが、患者様のニーズと合致し自然と患者様が増えています。
ご相談の多くは外来に来られた患者様自身というより、そのご家族の方々からが多く、その内容はどこに紹介したらよいか、というものでした。
そういうことであれば一旦はこちらで窓口になろうということで相談を受けておりましたが、あまりにも患者様の数が多かったもので、自分で診た方が早いと考え、自分でも診療に携わるようになりました。現在でも引き続き多くの患者様にご来院頂いております。
認知症では入院を断られるケースもあったのですが、当院では経験も豊富ですので、程度を勘案し入院も受け入れています。
在宅の方では認知症でご家族の負担が重いケースも多く、確かに地域の需要とマッチしていると考えています。
鈴木院長)
そうですね、当院の取り組みをご紹介したり、中々認知症をどのように診たらよいか判らない先生方も多い中、それでも診療せざるを得ない状況ですので、私自身も専門医ではありませんが、今までの経験を通じて診療方法などをご紹介しています。
鈴木院長)
これだけで診断がつくものではありませんが、認知症診断の一つの方法として活用しています。
鈴木院長)
電子カルテの導入を検討し始めたのが、今から7年程前です。
当院では、入退院を繰り返す患者様も多く、紙カルテ管理の物理的な課題もありました。
また、同じ内容を何度も手書き記載するという事が効率的に如何なものかという考えもあり、電子カルテ導入の目的の一つでした。
既に周囲の大きな病院では電子カルテを導入していましたし、トレンドとして当院でも検討しようという運びになりました。
厚生労働省も国民医療の情報をデジタルで共有したいという動きもありましたし、電子カルテ導入に取り組みました。
鈴木院長)
いくつかありますが、一番大きかったのが「気持ちのハードル」でしょうか。
ご高齢の職員の方々や、普段はIT機器に触れない方が居りましたので、「大丈夫だ」という励ましの言葉でサポートしました。
また、ある程度はトップダウンで「やるんだ」というメッセージを全職員に徹底し、導入計画を具体的に見える化し、展開しました。
自分自身も以前の病院で電子化を経験しており、「案ずるより産むが易し」という見通しを持っていました。
ただベテランの看護師さんは、実際の操作クライアントに向かい「出勤前の朝練」をして操作習得を心掛けている方もおりました。
また、導入前の第1回目のリハーサルでは、実際にやってみてシナリオをこなせず、
「マズイな」という経験が逆に大いに活きたと考えています。
リハーサルは2回実施しましたが、何事も実際に体験しないと自分事になりません。
稼働前のリハーサルは、非常に有意義なものになりました。
鈴木院長)
私自身は以前、富士通のオーダリングを利用した経験もあり、問題ありませんでした。
また、運用開始後の課題・問題点は(株)エヌコムのSEに伝え、改善できる箇所は速やかに対応してもらっています。
実際のキーボード入力も、時間の経過と慣れにより、特に問題はありませんでした。
また、東大や順天堂からいらしている先生方も富士通のシステムを利用していましたので、説明も不要でした。
(株)エヌコムの担当SEが個々に、かなり柔軟にサポートしてくれました。
中には「できません」という回答もありましたが、それに代わる代替え案でしたり、「ここまでは可能です」といった回答が多く、有難かったと思っています。
鈴木院長)
導入前、稼働後のサポート両面で、特に不満はありませんでした。当院からの問合せに対しても迅速に対応していただき、満足しています。
鈴木院長)
電子カルテを導入した事により、「ドクターの文字の読解に苦労しなくなった」ことですね。
今では、紙カルテの時はどうだったか?と思うくらいに楽ですね。
一度入力してしまえば、入退院を繰り返す患者様など、既往歴を追加すればよいので、便利ですね。
ただ導入に関しては、紙カルテから電子カルテに切り換える併行運用期間は大変でした。
この期間は約3ヶ月でした。
鈴木院長)
特に、大きなサーバが不要で、オンプレ型に比べれば電気代など、諸経費も安価でしょう。
富士通側のセンターで運用を監視しており、安心して利用できます。
特に、訪問診療の際の業務効率が格段に上がりました。
また、主治医ではない各患者様の情報を一目で共有できる点も優れています。
鈴木院長)
電子カルテ導入は時代の趨勢でありますが、やはり、ある程度のトップダウンでやらないと上手く行きません。また院内で、導入の為の議論や課題・不安を一つ一つ丁寧に解決してゆく事だと思います。
鈴木院長)
今までも、現在も、これからも地域に根差して展開して行きます。
引き続き、当地域にお住いの方々がこれから歳を重ねていっても、地域の需要に応じた「優しい医療」を提供して参ります。
住み慣れた地域で展開する「地域包括ケア」の役割の一旦を堀切中央病院が担わせて頂ければと思います。
また、医療に対する国の様々な改変が続く中で、私たちの特徴・存在意義を強く打ち出して、皆様からの支持を頂ける医療機関として存在し続けたいと思います。
さて、電子カルテについては、なるべく意識はしておりますが、診療時はどうしても患者様の方を向かなくなったという点があります。
いざ、診療を開始すると目の前のクライアントに目が行ってしまいます。
出来ればゴーグル型のディスプレイ等で、患者様の方を見ながら同時に電子カルテも見る事が出来る「フェイスTOフェイスを実現する新たなデバイス」が開発されると良いなと思います。
エヌコム)
本日は貴重なお話を頂戴し、有難うございました。
株式会社エヌコム
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